こんにちは小林です。
今回のテーマは「高知県」。東京生まれ東京育ちの小林ですが、訪ねたことある県ランキング1位は高知県です(近隣の県に買い物とかに行くは除く)。とにかく最高高知県。だまし漢字みたいなのでもう1回、とにかく最高高知県。
いまから25年前、NHKの番組でカツオ漁のお宅に住み込みでお世話になるというロケがありました。当時20歳手前の小林青年はガッツだけが取り柄だったので、荒れ揺れるカツオ漁船で、吐きながらも釣竿をたらし、カツオかと思ったらシーラだったり、トビウオの飛ぶ姿に感動したり、クジラのジャンプを間近で見て涙を流したり、それはそれはいい経験をさせてもらいました。
家族とも仲良くなり、いまも交流は続いています(この原稿を書いている3日前も、東京で食事をしていました)どこがそんなに魅力的なのか!?今回は僕が思う高知県の魅力を紹介します。
僕が行ったのは高知県西側の旧佐賀町、現在は黒潮町というところ。高知龍馬空港から車で2時間かかる。高速ができる前はもっとかかった。高知空港から羽田が1時間25分なので、空港まで送ってもらうと、東京に帰る僕の方が早く家についたりする。そこまで行きにくいので、観光観光していないし、自然も残っているし、独自の文化も発展している。人も自然もとにかく全てがおもしろくておいしい。
高知県は横に長いので、西側と東側での交流がそれほど盛んではない、さらに四国は真ん中が山になっているので、鉄道は四国の海岸線をぐるっと回るように走っている。縦に移動するのが困難で、実際に縦に走っているのは香川と高知を結ぶJR四国土讃線だけになっている。
なので県内だけでなく、他県の影響も受けづらい、と高知の友達がもらしていました。
高知県でまず訪れてほしいのが高知城近くでおこなわれる「日曜市」歴史は300年以上、追手筋という大通りに、約500店を超えるお店が約1kmにわたって、新鮮な野菜や魚介類、干物にお惣菜、植木や花、工芸品にお土産品などありとあらゆるものが並びます。
日曜市を楽しんだら、追手筋の少し外れに「ひろめ市場」という土佐の新鮮な魚やお土産品を取り扱っている屋根付きの商店街市場があります。テーブルと椅子も置いてあるので、買ったものをその場で食べることができます。正直、日曜市とひろめ市場に寄るだけでも、高知に来てよかったなと思うと思います。
さてここにきて高知といえばやはりカツオでしょう。東京など都市で食べるカツオと高知のカツオは全く別物です。カツオ漁船に乗っていた私が言うのだから本当です。僕が行っていた黒潮町(旧佐賀町)ではポン酢は各家庭オリジナルがあり、薬味も東京の5倍近く用意します。しかし何といってもカツオです。佐賀の男は港についてから、3時間以内のカツオしか食べません。うそです。3時間以内のカツオが好物で、次の日でも食べます。でもそれはしょうがなくといった感じです。
3時間以内のカツオだと何が違うのか。鮮度が違うのはもちろんなのですが、信じられないことに皮ごと食べられるのです。カツオの皮はとても硬いのですが、皮と身の間の脂が甘くておいしいため、切り落とさず炙ってたたきにして食べるのです。
そう、皮と身の間がおしいのです。3時間以内のカツオだと、その部分を皮ごと食べることができるのです。実際に食べてみると、少し歯ごたえを感じてから、皮がはじけ甘みとうまみがやってきます。そして身の弾力はすさまじく、噛んでも跳ね返ってくるほどです。本当に本当においしいです。こんなカツオを食べられる機会はめったにないと思いますが、高知にいったらぜひトライしてください。
四万十川に沈下橋、テナガエビに、ごっくん馬路村、海苔に塩にアイスクリンに苺をそのまま削るかき氷、黒潮に桂浜に坂本龍馬、あげたらきりがないのですが、それはまた今度。
あぁ書いてたら高知に行きたくなった。来年絶対に行こう。
(参考:高知県HP https://www.pref.kochi.lg.jp/)
筆者:小林知之
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