都道府県コラム Vol.07「佐賀県」

こんにちは、こばやしです。47都道府県コラム。今回は「佐賀県」です。

東京生まれ東京育ちの僕にとって、いままで佐賀に触れる機会あまり多くありません。それこそ仕事で少し行ったことがあるくらいで、訪れたうちにもはいりません。
なので今回はいままでの経験と知識で、佐賀県を紹介してみたいと思います。

まず佐賀県といってまっさきに頭に浮かぶのは、芸人のはなわさんです。
すいません、いちおう僕も芸歴26年目の芸人のはしくれ、いままでで一番体感した佐賀ははなわさんなのです。
はなわさんといえば「SAGAさが」ベースを弾きながら佐賀県のあるあるを言っていくネタです。
あのネタで佐賀県を知りましたし、TVやライブで何度も見聞きしました。
ご当地ソングという意味では最もヒットしたといっても過言ではないのでしょうか。
このままいったらはなわさんとの思い出話になってしまうので、佐賀県の魅力に戻りたいと思います。

佐賀県の魅力を掘り起こす前に、まずは基本データからです。

人口 およそ79万人 全国42位(山梨県に次いで)
面積 およそ2400km2 全国42位(鳥取県に次いで)
人口密度 およそ331人/km2 全国16位(九州2位)


人口も面積も九州では最も少なく謙虚な佐賀県ですが、人口密度に関しては九州2位。
そして佐賀県といえば有田焼、伊万里焼、唐津焼などで知られる陶磁器。
なぜ佐賀県で陶磁器作りが盛んになったのかというと、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に連れ帰ってきた朝鮮の陶工が、流紋岩(りゅうもんがん)
という磁器の上質な原料となる陶石を発見し、そこから磁器の生産が始まったといわれています。
実は佐賀と朝鮮半島は非常に近く、その距離は約200キロメートルしかありません。東京まで直線距離で約900キロメートル、
大阪まで約500キロメートルなので、朝鮮半島からの大陸文化の窓口として歴史的、文化的に重要な役割を果たしてきたのです。
福岡の明太子も朝鮮半島から伝わった文化だし、九州は朝鮮文化とのつながりが深いんですね。
ちなみに佐賀県第二位の人口を誇る唐津市の由来は「唐(朝鮮)への津(=みなと)」なのです。



板海苔やハウスみかんの収穫量は全国1位だし、早稲田大学を創立し、第8・17代と2回も内閣総理大臣に就いた大隈重信の出身地でもあります。
大隈重信以外にも幕末から明治維新にかけて活躍し、その後も功績を残した「佐賀の七賢人」と呼ばれる偉人達もいます。

個人的には佐賀といえば、佐賀県鳥栖市をホームタウンとするサッカーJリーグのチーム「サガン鳥栖」クラブマスコットの「ウィントス」がかわいくて、
佐賀県の県鳥「カチガラス」をモチーフにしています。優勝争いをするチームではないのですが、2012年のJ1昇格以来J2へ降格経験がなく、とてもバランスのいいチームです。

佐賀にいったら陶器市にいってサガン鳥栖の試合を見て、松浦漬とムツゴロウの蒲焼を食べてみたいものです。
じっくり訪ねたことのない佐賀県、機会を作っていってみようと思います!


(参考:佐賀県庁HP https://www.pref.saga.lg.jp/, 国土地理院HP https://www.gsi.go.jp//

小林知之

筆者:小林知之
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