コンニチハ、コバヤシデス
ヨンジュウナナトドウフケンコラムコンカイハ「ナガサキ」デス
すいません、長崎といえば西洋文化との交流地点ということで、カタカナで書き始めてしまいました。
長崎県、訪れたことある方も多いと思います。僕も修学旅行で1回、仕事で1回とごくごく平均的な訪問率をほこっております。
修学旅行では平和祈念像や眼鏡橋が印象的で、カステラやちゃんぽんに舌鼓しておりました。
日大の地理学科を卒業している僕が地理にぐっと興味をもつようになったのは実は長崎県がきっかけでした。
それは1991年に起こった雲仙・普賢岳の噴火。当時まだ小学生だった僕はTVに映し出される自然の脅威にただただ圧倒され、画面の前から動けなくなったのを覚えています。
それから朝刊に掲載される雲仙・普賢岳の記事を切り抜きスクラップするようになりました。
この雲仙・普賢岳の状況図鑑を作ったことが、地理というモノに直接的に興味をもつようになったきっかけでした。
前置きが少し長くなってしまいましたが、そんな自然のパワーもおいしいモノも文化も豊かな長崎県を紹介したいと思います。
魅力いっぱいの長崎県ですが、島の数が日本一というのをご存じでしょうか?
これ案外知られていないと思うのですが、長崎県は対馬、壱岐、五島列島など1479島もあり日本一の数をほこっています。島を楽しみたいなら長崎県。
(国土地理院HP https://www.gsi.go.jp/top.html)
長崎県の島はリアス式海岸が多く、入り江が豊かで風景だけでなく、漁場としても豊かなのが特徴です。その証拠に、漁獲量は全国3位、そして種類はおよそ250種類で全国1位と言われています。
ちなみに種類別の漁獲高1位は
くろまぐろ、いさき、さざえ、かたくちいわし、あじ類、ぶり類、たい類、さば類。
(長崎市HP https://www.city.nagasaki.lg.jp/index.html)
豪華! 最高の船盛り! たまりません。
おいしい魚があるから、ちゃんぽんに入っている練り物もおいしい!
そう、長崎はグルメも最高なんです。
●魚介のうまみとポルトガルの混ぜるという意味の「チャンポン」が名前の由来説「長崎ちゃんぽん」
●豊富な出汁のうまみと中国からの手延べ技術から生まれた「五島うどん」
●西洋文化の交流、スペイン「カスティーリャ王国」が名前の由来説「カステラ」
●米軍海軍直伝のレシピ「佐世保バーガー」
●地中海から中国へ、そして長崎へ「からすみ」
などなど地形や自然と文化交流がなしえた唯一無二のグルメが長崎の特徴です。
背景をちょっと知ると土地や食材にさらに興味がわいて、楽しくおいしくなるので、気になったモノはぜひぜひ調べてみてください。
島やグルメ以外にも
●九州屈指のテーマパーク、住所が佐世保市ハウステンボス町1-1「ハウステンボス」
●平和の祈りをこめて造られた「平和公園」
●寺院と教会の見える風景の「平戸市」
●「明治日本の産業革命遺産」を構成する旧グラバー住宅、小菅修船場跡、三菱長崎造船所第三船渠、高島炭坑、端島炭坑
●日本「和」、中国「華」、オランダ「蘭」が交わった長崎文化を象徴「和華蘭文化」
●本当は200島以上あるけど「九十九島」
●「ジャパネットたかた」がスポンサーJリーグ「V・ファーレン長崎」
などなど魅力はきりがないのですが、ここで小林個人的なおススメをひとつ。
それは「坂道のアポロン」という漫画です。
舞台は1960年代の佐世保。
ジャズに魅せられた高校生の青春物語です。
当時の時代背景やタイトルの通り「坂道」が長崎という異国情緒あふれる町の魅力を引き立てます。
青春漫画としてはもちろん、アニメや映画化もされた作品ですので、ぜひ手に取ってみてください。
最後は個人的に好きな漫画をおすすめして島いましたが、いかがだたでしょうか?
すいません、あまりの島の数に、文中にも島が入ってきてしまいました。
ちかごろめっきり長崎行っていないので、僕も行ってみたいと思います!
まずは今日のランチはちゃんぽんに決定!
筆者:小林知之
筆者プロフィールはこちら