地図地理芸人小林さんの都道府県紹介シリーズ③宮崎県
どうも小林です。人というのは何かにつけて優劣をつけたくなるもので、何においても順位を気にしてしまいます。
勉強でもスポーツでもクラスで何位なのか、地区で何位なのか、都道府県で全国で世界で。しかし目指すことはできても1位になることは、どんな分野も難しいものです。クラスで1位になれたとしても学年1位の壁は高く、地区のレベルを知って全国のレベルに憧れます。これは何も人間の世界だけではありません。都道府県においても全国1位をとるのはとても難しいことです。なのでこの誇らしい事実はもっと全面的に出していいのではないでしょうか。
そこで皆さんに問題です。次の1位を獲得している都道府県はいったいどこでしょう?
・きゅうりの収穫量・出荷量…全国1位
・スイートピーの出荷量…全国1位
・きんかん収穫量・栽培面積…全国1位
・共働き世帯における夫の育児時間…全国1位
・スギ木材生産量…全国1位
どうでしょう?ここまで出てきたらピンときているかもしれません。
正解は「宮崎県」です。
きゅうりが全国1位なんて知りませんでした。柑橘系のイメージがあるので、きんかんはうなずけますが1位は誇らしいことです。
ちょっと待てと、宮崎といえばマンゴーじゃないか。そう思っている人いらっしゃると思います。僕もそのイメージがめちゃくちゃあります。東国原知事の時に宮崎といえばマンゴーと地鶏、そう教え込まれてきました。
そんなマンゴー調べてみると生産量・収穫量…全国2位
1位は沖縄でした。これはスゴイですよ。全国2位でも全国1位のイメージがあります。沖縄よりも宮崎の方がマンゴーのイメージが強い人もいると思います。僕もその一人です。イメージ戦略の妙だと思います。宮崎といえば暖かいイメージがあります。プロ野球チームの巨人がオフシーズンの春先に、宮崎でキャンプをしているのを見て、東京はこんなに寒いのに、宮崎はさぞかし暖かいんだろうと思っていました。
そんな宮崎県の平均気温ランキングは…全国3位(総務省「日本統計年鑑」)
1位沖縄、2位鹿児島でした。これはしょうがありません。相手が悪かったです。でも全国3位の暖かさ年平均気温18℃を誇っています。
宮崎県のおいしい食べ物
そんな宮崎県はおいしいモノも多いです。宮崎といえば宮崎地鶏、宮崎牛、チキン南蛮、冷や汁、肉巻きおにぎり、釜揚げうどん、辛麺などなど、ざっとあげただけでもよだれが高千穂峡の真名井の滝のように落ちてきます。
チキン南蛮発祥のお店で食べたことがあるのですが、とにかくタルタルソースがおいしい。もちろんチキンもおいしいし、甘タレもおいしいのですが、とにかくタルタルがおいしい。しかもお店ごとにタルタルの味に個性があって、どのお店もとにかくタルタルがおいしい。
タルタルのまま舐めていたくなるし、タルタルのリップクリームで唇を潤していたくなるほどのおいしさです。宮崎県にいったらぜひタルタルを思う存分タルタルしてみて下さい。
ちなみに全国タルタルソース消費ランキングを調べてみたのですが、そんなピンポイントなモノはなかったので、タルタルソースといえばマヨネーズ、という事でマヨネーズ消費ランキングを調べてみました。
マヨネーズの消費量…全国21位(総務省統計局「家計調査」)
これは意外中の意外でした。まさかの21位
ちなみに上位のランキングもなかなか意外で
1位熊本県、2位新潟県、3位福島県でした。
イメージだけで決めつけてはいけませんね。
宮崎県はタルタル以外にも、自然では高千穂峡や鬼の洗濯板、モアイ像のサンメッセ日南、寺社仏閣では鵜戸神宮、青島神社、サッカーではテゲバジャーロ宮崎にミネベアミツミFC、プロ野球の教育リーグや、ビーチバレー、陸上など、魅力盛沢山。寒くなってきたいまだからこそ、南国県宮崎県おすすめです。あぁタルタルなめたくなってきた。
筆者:小林知之
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