どうも、遠足で朝集合するときに、みんなより荷物か少なくて「あれ?何か忘れ物してきたかな?」と思ってみんなと比べてみると、もしも汚れた時のための予備の服や、タオルなどをただ持ってきてないだけで、最低限の荷物は持っていっていた小林です。
遠足に行く前の準備も楽しみ
今回のテーマは遠足です。みなさんはどんな遠足の思い出があるでしょうか?比較的共通していることとして、遠足の楽しさの40%は行く前の準備にあるんじゃないでしょうか。おこづかいを握りしめて近所の駄菓子屋さんで買い物です。あの時ほど算数が役にたった瞬間はありません。算数のドリルも全部駄菓子で作れば子どものやる気も出るんじゃないでしょうか。「たかしくんは駄菓子屋さんで10円のうまい棒を4本、30円のキャベツさん太郎を1袋、10円の焼肉さん太郎を1袋、35円のサクランボ餅を1つ、35円のUFOチョコを1つ買いました。全部でいくらでしょう?」
これならやる気でるんじゃないかな。国語や道徳、社会の授業にも使えそうだし、作り方で家庭科や理科もいけそうだし、経済も学べるから駄菓子屋教育いいんじゃないかな。
そんな全方位に強い駄菓子屋さんでお菓子を買って、リュクに詰め、明日が待ちきれずこっそり1つ食べちゃって、明日の自分に恨まれることもつゆ知らず、布団に入り眠りにつきます。
遠足の思い出
僕の遠足の思い出は「秩父」です。埼玉県との県境でもある練馬という町に住んでいて、近場の自然といえば秩父だったので、大型バスで秩父に行った記憶があります。小学校や中学校なんかの遠足は1度学校に集合して、そこからバスに乗って目的地を目指します。この時、毎度毎度、僕の家の前を通って目的地に向かうので「家の前を通るなら、ここで待っていた方が楽だし、時間の無駄にならないから、ここでのせてくれたらよかったのに」と窓の外をながめながらつぶやいていました。
長瀞渓谷の岩畳
秩父遠足での思い出の70%は長瀞で占められています。何なら他はあまり記憶に残っていません。それほど長瀞の景色の印象が強かったのです。
長瀞といえば「長瀞渓谷の岩畳」荒川上流部の渓谷で、全長は約6km。岩畳は結晶片岩が荒川の流れによって侵食されてできた河成段丘で、結晶片岩はパイ生地のように薄い岩石。小林少年は岩畳を初めてみた時「うまそ~~」と思っていました。そんなおいしそうで見事な景色から、国の名勝及び天然記念物に指定されている場所です。そりゃ記憶の70%が長瀞な訳ですよ。ただただ眺めていたいと思いましたし、この後から、何度も長瀞を訪れては、最初に見た時と同じテンションで「うまそ~」と思っています。本当に見事な景色ですので、機会があればぜひぜひ訪れてみてください。
いま思い返せば、この時の記憶から、地理に興味をもったのかもしれません。同じ年の子は戦国武将にハマって、オリジナルの武将図鑑を作っている子もいましたが、小林少年は1990年当時10歳だった時、雲仙普賢岳噴火の新聞記事をスクラップしてまとめ始ていました。遠足での長瀞のスケールの大きさに地球のスケールに興味をもったのかもしれません。
大人の遠足
最近では大人の遠足と題して巡検チックな体験をする方も増えています。僕も大人の遠足が好きで、先日も子どもを旅行に連れていくという名目で、甲府盆地と昇仙峡に連れ出しました。大人になると、興味だけでなくそこから調べ、探求していくことが楽しくなっていきます。もちろん子どもの頃の探究心にはかないませんが。これから先、大人の遠足でいろいろな方面の興味を刺激出来たらいいなと思っています。専門的な人と一緒に行くとさらに楽しさも倍増するから楽しいですよね。そう思えば東京カートグラフィックが主催「地図屋が案内する大人の遠足」なんてあったら楽しそうですよね。みなさんも遠足楽しんでみてはいかがでしょう。
筆者:小林知之
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