世界の民族衣装

どうも小林です。突然ですがみなさんは、いまどんな服装をしていますか?
こんなこと言うとなんだか変な奴みたいですが、どうでしょう、どんな御召し物を身にまとっていらっしゃいますでしょうか?
ちなみに小林はと言いますと、カーキのペインターパンツに白いTシャツ、そして黒のカーディガンといったいたってシンプルな格好です。カーディガンにはウェールズと南アフリカ共和国の国旗ワッペンがついていますが、いたってシンプルな格好です。
さてなんでこんな質問をしたのかといいますと、今日のテーマが「世界の民族衣装」だからです。

普段は民族衣装を着ていない

日本の民族衣装は東京カートグラフィックの物販にある「はっておぼえる世界地図とシールセット」によると「着物」となっています。ではいま現在着物を着ている日本人はどのくらいいるでしょう?
というかみなさん最後に着物を着たのはいつですか?
僕はおそらく長女の3歳の時の七五三だと思うので、いまから4年ほど前になります。それから民族衣装に袖を通していません。

日本 着物

でも普段から着物を着ている人というのもなかなかいないのではないでしょうか。僕の身近なところだと、落語家や講談師、他にはいささか先生くらいしか思いつきません。
サザエさんの、漢字で書くと「伊佐坂」の先生です。
なかなか着る機会はないけれど、着てみると背筋も伸びて、なんだか若干テンションも上がって何か物語の世界に入り込んだ気がして楽しいんですけど、やっぱりTシャツ、あれよあれよとズボン。そうなんですよね。楽ちんな方に流れてしまいます。
では世界の国々ではどうでしょうか?
同じく「はっておぼえる世界地図とシールセット」で有名なところを見てみましょう。
韓国の「チマチョゴリ」やイギリスの「キルト」なんかは、行事ごとや特定の職業の方はよく着てそうですが、日常的に国民が着ているほどではない気がします。
デンマークの「バイキングの衣装」に関しては、もはやアトラクションの人しか着てない気がします。

デンマーク バイキングの衣装


個人的にはサウジアラビアの「トープ」やフィリピンの「バロンタガログ」なんかは日常的に街中でも見られる気がします。
というか「はっておぼえる世界地図とシールセット」の民族衣装ってマニアック度合いすごいな。
これ高校地理の資料集にもここまで載ってないんじゃないのかな。
これ覚えて、街中でその衣装見かけたときには感動して話しかけちゃうんじゃないかな。
ぜひぜひ見てみてください。

利便性のある民族衣装

最後に個人的におすすめの民族衣装をひとつ。アフリカ大陸、南アフリカ共和国に囲まれた国「レソト」の民族衣装です。
レソトの民族衣装はブランケットなんです。そうです、お昼寝の時にちょっとかけたり、ソファーの上に畳んであったりするあのブランケットです。それに国旗にも描かれているバソト・ハットです。
レソトは標高が高く寒い季節だと最高気温が20℃で最低気温が-1℃と寒暖差があります。そのため日中暑いときは薄着でいいけれど、午後寒くなってきたらブランケットを羽織る。
そしてブランケットさえあればどこでも寝ることができる。そんな利便性もあってブランケットが民族衣装になっているそうです。
そしてこのブランケットがとにかくかっこいい。個人のアイデンティティを示すものでもあるので、みんな違ったブランケットを持っている。
ぜひぜひ「レソト ブランケット」で検索してみてください。本当にかっこいいので。
残念ながら「はっておぼえる世界地図とシールセット」にはレソトはないけれど、チリやペルーの「ポンチョ」に近いモノがあると思います。
チリもペルーも標高が高い国なので、寒暖差が大きい国では服を重ねるより、布をまとう方がいいのかもしれません。
ペルー ポンチョ

民族衣装は気候や宗教、人種や歴史、文化など、様々な背景が詰まっていて面白い。
みなさんもぜひぜひ世界の民族衣装に目を向けてみてはどうでしょう?
これを機に年に1回は着物着る機会を作りたいと思います。

 小林知之筆者:小林知之
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