こんにちは。こばやしでございます。みなさん暑い日続きますが元気でしょうか?このコラムを書いている今日(6月27日)梅雨が明けました。
例年より20日以上早い夏の到来に、まったく体と心と目と気持ちとテンションがついていかず、戸惑いの日々を送っています。
6月でこの暑さ、7月8月を想像したくないです。毎年来るってわかってるんですけどね。大黒摩季さんだって言ってくれてますから、来るってわかってるんですけどね。
個人的に42回目の夏、また準備を怠ってしまいました。みなさん水分を取って、科学の力、クーラーをふんだんに使って、どうにか乗り切りましょう。
6月は祝日が1日もない
6月って何か長いなと思っていたのですが、祝日がないのです。1,2,9,11月は2回、5月は3回もあるのに、6月は1回もないんです。これは議論でしょ。さすがにひとつ分けてくださいよ、と6月さんも言うべきだと思うんですよね。
でも6月って引っ込み思案なところあると思うので、9月あたりから「ひとつわけてあげようか?」なんて提案あっていいと思うんです。われわれは小学生の時から、仲良くみんなでわけましょう! の精神でやってきてるわけですから。
それか6月に祝日を追加してもらうなんてどうでしょう?「雨の日」とか「梅雨日和」とか「勤労傘の日」みたいに。このあたり12か月のみんなで議論してもらえるとうれしいです。
「海の日」という祝日
さて7月には「海の日」という祝日があります。海の日というのは1996年に「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」という趣旨のもと制定された祝日なんです。
日本は海に囲まれた国ですので、改めて感謝をする日を設けたというのも理解できます。ちなみに「山の日」はいつでしょう?「山の日」は8月11日で2016年から実施されました。
山の日の趣旨は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」
比べてみると「恩恵に感謝する」これは一緒ですね。でも海の日は「海洋国日本の繁栄を願って」山の日は「山に親しむ機会を得て」と少し変わります。
山の方が若干、距離感があるのか、もう少し仲良くしようぜ! 感が出ています。海はもう仲良いのはわかったから、海に囲まれた国として、海はもちろん国の繁栄を願おうよ! とスケールの大きな話しになっています。
本当に親しむ機会を得なくて大丈夫でしょうか?というのも海洋国日本とは言え、海にふれあっていない県があるのです。そう「海なし県」です。
海と接していない都道府県は
全国に海と接していない県は栃木県、群馬県、埼玉県、長野県、山梨県、岐阜県、滋賀県、奈良県の8県。この8県は海の日をどうとらえているのか、少し調べてみました。
すると驚愕の事実が見えてきました。
栃木県、群馬県、埼玉県、長野県、山梨県、岐阜県この6県は他の海あり県と同じように海の日をとらえていました。
しかし滋賀県は少し違いました。滋賀県で水といえば何でしょう?そうです。びわ湖です。日本一の湖、びわ湖があるのです。そして7月1日に「びわ湖の日」というのが海の日制定よりも15年早い1981年に誕生し、滋賀県の人は、海よりびわ湖に思いをはせていたのです。
滋賀県の気持ちはわかりました。
滋賀県よりもさらに上をいったのが奈良県です。
奈良県はすごいです。
ホームページ(https://www.pref.nara.jp/item/83692.htm:2022年6月27日確認)にこのように記載がありました。
「奈良県では、7月の第3月曜日を「奈良県山の日・川の日」として条例制定しています。
海に面していない奈良県では、山と川が身近な自然であり、歴史と文化の源です。」
奈良県は条例で、海はないから山と川の恩恵に感謝するよ!としたのです。国に対する当てつけ?とも感じます。
これは奈良VS日本国と思われても致し方ない程の決意ではないでしょうか。
奈良県には少し驚きましたが、そのくらいの心意気、芯の強さがないとこれから先やっていけないですもんね。みなさんの海の日に対する思いはどんなものでしょうか?
大切な祝日楽しんでくださいね!
筆者:小林知之
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