日本と世界の春

こんにちは! 好きな季節はいつですか? とあるアンケートでは冬7%、夏16%、秋36%、春41%こんな結果がのっていました。そうです、日本の人は春が好きですよね。やっぱり寒い冬を乗り越えて、暖かくなって、新しい出会いや出来事の季節、春っていいですよね。

春を連想させるモノもたくさんあります。個人的にはアンパンマンに出てくる「ふきのとうくん」が好きです。一足早く春を教えてくれるんですけど、やなせたかし先生のおかげで、うちの娘も、ふきのとうを見かけると「あっ! 春が来たね!」というようになりました。

一口食べて悶絶して、大人の厳しさも同時に感じていましたが。

日本では、春は桜の季節

春といえば植物ですよね、日本だと「桜」ですよね。日本の心といいましょうか、日本を代表する花ですよね。一説によると、日本人は桜と田植えのタイミングが近いのも桜を好きになる理由だとも言われています。

あたたかくなって、桜が咲いて、花見をして、田植えをする。なんかハッピーな感じしますよね! これから良いこと起こりそうー! な感じします。ちなみに日本の心の桜のふるさとはネパールなのご存じでしょうか?ヒマラヤから日本にやってきて、そこから世界にも広がっていったみたいです。ネパールで見る桜もキレイでしょうね。1度は見てみたい! 

世界でも人気のある春、そして花は切り離せないみたいです。

春をイメージした世界地図

イギリス:スイセン

イギリスの春を告げる花は「スイセン」芝生文化のイギリスで、芝生の上に咲く黄色と緑のコントラストが春の風物詩みたいです。

スイセンは日本でも桜のタイミングで見れますよね、桜の下に咲くスイセンも見事でキレイです。

 

フランス:ミモザ

日本でも人気の黄色でかわいらしいミモザ、南フランスのコートダジュールには130㎞にもなるミモザ街道が人気になるんですって! ちなみに日本一の桜並木は青森県弘前市で20㎞、やるなコートダジュール! 

 

南アフリカ:4000種類の植物

南アフリカの北ケープ州・ナマクワランド、この地域は砂漠地帯で、春を告げる雨が降ると一気にオレンジ、紫、白、黄色の花々が一斉に咲き誇ります。その種類は約4000! しかも咲いている期間はわずか3週間だけ! 行きたい見てみたい! 人間とかじゃなくて植物も動物も地球が喜んでいるのが春なんですね。だから人間も春が好きなんだなと。

 世界の春のお祭り

さて春といえば花だけではなく世界ではお祭りも風物詩です。日本だと「ヤ〇ザキ春のパン祭り」が一番有名な春のお祭りになると思うんですけど、世界ではさまざまな春祭りがあります。

 

タイ:ソンラクーン・フェスティバル

春分の後すぐにおこなわれるこのフェスティバル

特徴はひたすらみんなで水をかけまくる! ひたすらったら本当にひたすらですよ、その期間最大で6日間! 全員ふやけてるでしょシワシワ。これは日本でもお墓とか仏像に水をかけて清める意味合いから、お祭りに発展したみたいです。

 

北インド:ホーリー

世界でもっとも過激なお祭りとも称されているホーリー。とにかくカラフル! カラフルカラフルカラフル! 色とりどりのありとあらゆる色の粉を投げまくります。みんなカラフルな色に染まっています。地域によっては女性が男性を棒で叩いてからかったり、エスカレートして石や牛糞などあらゆるものを投げたり、とにかく刺激的で過激的です。あまりに過激になる理由として、いまなおカースト制が根強く残っている中で、無礼講となるこのお祭りで、日ごろのストレスが一気に爆発するのも理由のひとつと言われています。YouTubeでも見れるので、一度見てみてください。

なぜこんなお祭りをするかというと、魔除け説やヒンドゥー教の神様、クリシュナが恋人の顔をカラフルに塗ってしまった説など諸説あります。

 

ボスニア:シンブリハダ

「世界の祭り=過激」なイメージありますが、そんなお祭りだけじゃありませんでした。ボスニアのシンブリハダは春の初日の夜明け、ボスナ川の土手に人が集まり、配られたスクランブルエッグをみんなで食べる、というおとぎ話のような春を祝うお祭りがあります。

世界では春=卵なんです。ヨーロッパの風習で、たまごの殻にキレイな飾り付けをして、お祝いするイベント、イースターエッグも春のお祭りのひとつです。

中国、ペルシア、エジプト、ギリシアでも「春のお祝い」として、卵を食べて春を祝う風習があるそうです。

ちなみに俳句でも卵は春の季語になっています!

 

日本でも人気の春は世界でも人気がありそうです。世界ではお祭りをしますが、日本だと花見やひな祭りなどがお祭りになるでしょうか。

とにかく春は浮かれたくなる季節、なにかと縮こまっていた最近、少しは羽を伸ばして楽しみましょう!

コラム筆者小林知之

 筆者:小林知之
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