東京湾

東京湾はどこからどこまでなのか?

こんにちは! 小林です。この文章を書いているのは8月で、オリンピック真っただ中なのです。オリンピックを見ていたら、とある競技で東京湾を泳いでいて「東京湾はあまりきれいじゃない」なんて声を耳にしました。
そこでふと疑問が「東京湾ってどこからどこまでなんだろう?」これをわかっていれば、いやいや東京湾にもきれいなところあるよ! って、こっからここまでが東京湾なんだから、こっちでやったっていいんだよ! って言えるんじゃないかと思いまして。
でも東京湾はこっからここまで! ってビシッと線引ける人いますかね?ビシッとひけたらかっこいいなぁ、男前! いや地理前!
いきなり正解をみる前にちょっと予想してみます。まず湾ってことですから、湾入しているところですよね。
ちょっと東京湾見てみましょうか。そもそもどんな感じなのか。

出典:国土地理院 地理院地図
地理院地図を加工して作成

なるほど、こうしてあらためて見ると、だいぶ湾湾してますね。こうなると湾であることに疑いはないので、次は「東京」ですね
東京についての議論はいろいろなところでみられます。代表的なのは千葉県にありながらの東京ディズニーランド、などなどありますが、ここ東京湾の東京はどうでしょうか。
まずいろいろ考えないで、陸地の東京と東京で海になっている部分を東京湾として線を引いてみましょう。

これはまぎれもない東京湾になるでしょう。
ということで旧江戸川の河口部分から東京国際空港を結んでみました。

出典:国土地理院 地理院地図
地理院地図を加工して作成

いや東京湾小さいな! これだともはや湾でもない感じ。湾というより港って感じですね。
さすがにコレジャナイ感…

それでは正解を見てみましょう!
東京湾とは神奈川県三浦市の剱崎と、千葉県館山市の洲崎を結んだ線の内側が東京湾なのです。
そして横須賀市の観音崎と千葉県の富津岬の二つの岬を結んだ線の北側(東京寄り)が内湾、その外側(太平洋寄り)が外湾と呼ばれているのです。

出典:国土地理院 地理院地図
地理院地図を加工して作成

いやいや、ちょっと待ってよ、東京湾って言ってるのに神奈川県と千葉県結んでるじゃないの、三浦半島入ってるじゃないの、そう感じている気持ちは痛いほどわかります。でもこれが東京湾なのです。

人の手が加えられ現在の東京湾となった

そもそも東京湾はどのように作られたのでしょうか?最初は自然が作ったんですよ、自然というか地球ですかね。隆起を繰り返して出来たところは割愛しまして、そこから人の手が加えられていくんですよ。

その昔、江戸時代以前の東京湾は埋め立て地もなく、もっと広大で湾湾していました。
いまから600年ほど前、太田道灌が江戸城を築城したくらいの東京湾は、日比谷入江が深く入り込んでいて、現在の皇居の辺りまでが海岸線だったそうです。
その後、徳川家康が運河の開削したり、土地の埋め立をしていきました。
そして神田山を切り崩して日比谷入江の埋め立てが始まり、日本橋から新橋辺りまでも埋め立てられて、現在の姿の東京湾になりました。
これがざっくりざっくりとした東京湾の歴史ですね。詳しくは…調べて!

マサコ アーントによるPixabayからの画像

そんなこんなで、東京湾は思ったより大きかった印象です。
こうなったら思い切って三浦半島とか館山とか富津あたりでやったら、いろいろ言われなかったのかなと思ったり。
でもそれはそれで「そこは東京湾なのか! 三浦半島は神奈川だろ! 館山は千葉だろ!」とまた違った問題が出てきちゃうのかなと思ったり。
そしたら今度は神奈川や千葉なのに東京湾って言うのはおかしい!って言う人が出てきて、東京湾どっからどこまでなんだ! 問題が出てきちゃったりして。
そうなるとやっぱり最初に言った旧江戸川河口と東京国際空港を結んだところまでが東京湾ってことになっちゃって。さすがにそれだと東京湾小さすぎでしょ! って。
そんな議論にはならないですね! すいません…
ちなみに東京湾のお隣は相模湾、そのお隣は駿河湾、そして三河湾、伊勢湾と続いていきます。湾と湾の境界線も面白いことになってそうですよね。
湾と湾の境界線巡りとかやってみたいかも。