アジアからこんにちは小林です。いやいや、アジアからだなんて、小林ずいぶんスケール大きくでたなとお思いでしょう。すいません、アジアの日本の東京の練馬から、こんにちは! なんですけど、大きく見ればアジアだなと。このコラムは毎回お題をいただいて書いているんですけど、今回は「アジアの国を紹介」なんです。
ここで小林は思いました「アジアってどこからどこまでなんでしょうか?」なんとなく、アジアでくくっているけれど、アジアってどの範囲なのでしょう?みなさんの認識としてはどこからどこまででしょうか?まずはそこから考えてみましょう。
ここで小林は思いました「アジアってどこからどこまでなんでしょうか?」なんとなく、アジアでくくっているけれど、アジアってどの範囲なのでしょう?みなさんの認識としてはどこからどこまででしょうか?まずはそこから考えてみましょう。
■外務省の見解
まずは外務省見てみましょう。
外務省のHPを見てみると
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asia.html
日本や韓国、中国、東南アジアとよばれるタイやフィリピン、マレーシアなど、そして日本から1番西に離れている国でパキスタン、など21ヶ国
このあたりがアジアの認識の方も多いと思います。
■帝国書院
それでは地図帳でおなじみ帝国書院さんはどうでしょうか?
帝国書院のHPを見てみると
https://www.teikokushoin.co.jp/statistics/japan_world/world/index07.html
あれ?外務省のアジア国よりはるかに広範囲だし、国数が多い…西になると、トルコやアルメニア、レバノンにキプロスまでアジアになっています。
キプロスは地中海に浮かぶ島、地中海=ヨーロッパと思っていた方も多いのではないでしょうか?
それじゃあそのあたりの国は外務省ではどうなっているでしょうか?
アジア、ヨーロッパの解釈は難しい
外務省ではトルコやレバノン、イスラエルは「中東」に分類されています。帝国書院にはこの「中東」がありませんでした。そうです、聞き覚えありますよね「中東」これが入る入らないがあるのです。帝国書院では中東の分類が無いため、アジアの先がヨーロッパになっていました。
それでは他の国はどうなっているでしょうか?
外務省でキプロスやアルメニアは「ヨーロッパ」に分類されています。こうなってくると、もうお手上げです。
日本でいうところの三重県みたいな感じです。三重県を東海地方にするのか近畿地方にするのか、そりゃ日本の都道府県であるくらいだから、世界になったらありますよね。
というか、ヨーロッパ方面から見てみると、むしろ日本がアジアの端ですよね。しかも陸続きじゃないから、日本の方が分類難しいかもしれません。同じ島国だと考えると東側のキプロス的存在なのかもしれませんね。
ここで言いたいのは、例で挙げた外務省と帝国書院、どっちが正しいんだ! ということではなく、アジアとか、ヨーロッパとか解釈は難しいし、これからは地域で分けて見るのも変わっていくかもしれませんねってことです。
というわけで、前置きが長くなりましたが、アジアの国を紹介したいと思います。
名前が上がっていた「キプロス」を国旗を使って紹介。
地中海に浮かぶ、鹿児島県と同じくらいの大きさで、人口は岩手県ほどのキプロス
国旗には国のシルエットが描かれています。キプロス以外ではコソボだけ。
国のシルエットの下には平和の象徴のオリーブの枝が2枚 描かれています。これはギリシャ系とトルコ系の両民族が仲良くなるようにと願いが込められています。
キプロスは南北の民族対立があり、北部は北キプロス・トルコ共和国と独立宣言をしていまするが、トルコのみが承認しているにとどまっているます。
北キプロス・トルコ共和国にも国旗はあり、イスラムの象徴の三日月に星で、トルコに近い国旗をしています。
CC BY-SA2.5 この北キプロス・トルコ共和国の国旗のみ出典はウィキペディアです.
この旗は外交のあるトルコでかかげられています。
国旗から見ても、アジアなのかヨーロッパなのか分類するのはとても難しい問題で、外務省も帝国書院も苦渋の決断だったんじゃないかなと、思ってしまいます。こうなってくると、そもそも分類は必要なのか?まで思ってしまいますよね。
アジアの国をたくさん紹介するはずだったんですけど、アジアの分類で話しが長くなってしまいました。でもアジアの解釈だけでも十人十色あると思うので、周りのみんなと話してみてください。
国際理解ってこんなところから始まるのかもしれませんよね。
アジアの国名が覚えられる
筆者:小林知之
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