山に行く時には紙地図を持っていくと楽しい

「山に行く時に地形図は持っていきますか?」その昔登山に地形図は必需品だったんですよね。でもデジタル化が進んで紙地図じゃなくても、スマホの中の地図で事足りてしまうから持っていかない。なんて人多いと思います。しかも趣味でちこっと登る程度なら、整備万端の山がほとんどなので迷うことはない。なんて思っている方もいると思います。
これに関しては、そうとも言えるし「一応何かあった時の為に紙地図持って行った方がいいよ」とは思うのですが、何かあった時なんてこと言ってると「それならクマに合わないように熊ベルを、そのベルが壊れてしまった時用に予備の熊ベルを、その予備熊ベルをなくしてしまわないように、熊ベルを落としたら音でわかるように熊ベルに付けるベルを」ときりが無くなってしまう気もします。
それでも紙地図を持って行った方がいいと思うところは、紙地図を見ながらの方が楽しさが増えるという点です。

オンライン登山

紙地図はスライドさせなくても広い範囲を見ることができるので、視野が広がります、なので川が流れている範囲や、山頂からどの方角に町があるのか?町の近くには何があるのか?知ることができます。広範囲を知ることで行動範囲も広がったり、地形の成り立ちなんかも感じ取れたりするので、紙地図を1枚持って山に行くことをお勧めします。
けれど、いまは山に行くのもちと怖い、コロナという名のお土産もらってきちゃったらどうしよう?なんて方もいると思います。
そんな方は山に登らず、地図を見て登った気になりましょう。地図を見て空想で登っている分にはお土産をもらう心配も、体力の心配もありません。
紙上で山に登りましょう、紙地図と言いましたが、国土地理院の地理院地図などを使って登るのもよしとしましょう。オンライン登山です。

Googleマップさんでのオンライン登山

地理院地図を使って日本中の山を登ることができます。空想なので登山ルートなんかもいったん無視することができます。未踏ルートを狙っていくのもありでしょう。
ただここまで書いていて、なんなのですが、Googleマップさんでオンライン登山すると、それこそ登った気分になってしまうことが判明しました。高尾山はもちろん日本一の山富士山も、ストリートビューを使って景色を眺めながら山頂まで登ることができてしまうのです。山頂からの景色ではなく、ふもとから山頂までの景色を見ることができてしまうのです。うまくいけば家の前の道から、富士山頂までストリートビューで歩いていくことも可能なのです。なんてことをしてくれるんだGoogleさん!
驚くべきことに槍ヶ岳なんかも登ることができるし、もっともっと言うとスイスのモンブランとか世界の山だって登ることができてしまう。なんてことしてくれるんだGoogleさん!
もうオンライン登山はやめましょう、オンラインなら月だって火星だって登山が可能になってしまう。なんて時代がやってきたんだ。

地図を見て空想で登る山

紙で行きましょう!紙で!いままで行ったことのない山をターゲットに駅からルートを考えて登ってみましょう。もしくは東京港区にある「愛宕山」これって日本全国に100以上あるんですよ。どれもほとんどが1000メートルいかない、というか100メートルもいかない山ばかり。この全国愛宕山全制覇!を成し遂げましょう!成し遂げた先に何があるかはわかりませんし、空想で登るので、そもそも成し遂げるというかはわかりませんが、きっと全制覇する頃には100の中で1つは愛着がわいた思い出の愛宕山が出てくるはずです。なので、空想全制覇の後に1つだけリアルに登山してみてはどうでしょうか?
なんかよくわからないけど、感傷深い登山になりそうじゃないですか?
山に行きたくてもなかなか行けないこんな時は、紙やオンラインで山への思いを発散させましょう!