日本の山

日々山に挑んでいるみなさんこんにちは。こばやしです。
日本はおよそ75%が山地をしめています。でも毎日山に登っている人はそうそういないでしょう。しかし毎日の仕事や家事、プライベートでの山に挑んでいる人は結構いるのではないでしょうか。邪馬台国(やまたいこく)で山大国でもある国で、日々山に挑むみなさま、お疲れ山です!

今回のテーマは「日本の山」です。日本にはどれくらい山があるのでしょう?
25000分の1地形図に載っている国内の山の数は16667(日本百名総覧)あるといわれています。 これってめちゃくちゃ多くないですか?ということは100名山はこの中の勝ち上がり組ということなので、なかなかな強者になります。 僕のいるお笑いの世界で年末に行われる漫才のイベント、M-1グランプリに例えると、2024年のエントリー数が10330組で132組が準々決勝で30組が準決勝なので、この間くらいなすごさです。まったく伝わらないと思いますが、なかなかすごい実力です。

さてさきほど山の数を書いていた時に「あれ?山って単位なんだっけ?個じゃないし…あれ?」と疑問が立ちました。調べてみると山の単位は「座」だそです。
「座」は山にしか使わない単位でした。なぜ「座」というのか、座というのは「くら」とも読み「くら」というのは神様が住んでいる場所を刺すそうです。山は古くから神様がいる場所として敬っていたので「座」と使うようになったそうです。(※諸説有り)

ところで日本で1番愛されている山はなんでしょう?いろいろあると思いますが「富士山」ではないでしょうか。ひとまずですよ、ひとまず。 というのも、愛されているからこそ、わが町にも富士山が欲しい!と全国には〇〇富士と呼ばれる山が数多く存在します。北海道には日本百名山にも数えられる「利尻富士」「蝦夷富士」「斜里富士」沖縄には「本部富士」「塩屋富士」「西原富士」と北から南まで250を超える「富士」が存在します。これは富士山に姿、形が似ていたり、富士山と何らかの関りがあったりする山を親しみを込めて〇〇富士と名付けています。

みなさんの街にも富士山はありますか? さて実は町にも山は多く存在しています。 東京都港区にある、「出世の石段」が有名な愛宕神社は標高26mの「愛宕山」と呼ばれる山なのです。実際に行ってみると、周りよりも一つ小高い場所にあり、雰囲気も周りとは違います。では東京に「青山」というおしゃれなイメージ殿堂入りな町があります。ここは山でしょうか?
正解は微妙なラインでして、徳川家康の重臣であった青山家の屋敷にちなんで「青山」になったのですが「この場所の標高が都心で最高位の37mあり三浦房総の山々を見ることができた」と、書いてあるのです。山までいかなくとも丘的な存在であったと言えます。



日々の山で大変かとは思いますが、身近に感じることのできる山も気にしてみてくださいな。少し日々の山の疲れが癒されるかもしれません。


(参考:国土地理院ホームページ https://www.gsi.go.jp 、M-1グランプリ公式サイト https://www.m-1gp.com 、武内正. 日本山名総覧. 白山書房,1999年3月 、北海道のホームページ https://www.pref.okinawa.lg.jp 、愛宕神社ホームページ https://www.atago-jinja.com 、港区ホームページ https://www.city.minato.tokyo.jp/index.html 、他 )

 

小林知之

筆者:小林知之
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