地図が楽しくなる

楽しい時ってどんな時だろう?

「あなたは何をしている時が楽しいですか?」面接のようなこと言ってすいません。でもこれ言われてすぐに答えられる人ってなかなかいない気がして。結構悩んじゃいません?「マンガ読んでる時が楽しいけど、それだとなんだかしょうもないと思われそうだから、美術館行ってるときって答えようかな、でも美術館なんて年に2回くらいしか行かないし、旅行も楽しいけど年に1回くらいだし、本音を言えばクーラーの効いた部屋でゴロゴロだらだら漫画読んでるとき!でもそれって楽しいっていうのかな、マンガは面白いけど、クーラーは気持ちいいけど、それって楽しいっていうのかな」なんて考えていたら「うーん、食べてるときかな」なんて能天気な子みたいな発言してしまいます。

日本地図

地図は目的地を示したり情報を可視化する物

「地図が楽しくなる」ってどんな時でしょうか?ほとんどの人が地図を見ても楽しくはならないと思います。地図を見て楽しくなるのは、宝の地図をもった海賊か、今月の売り上げ目標を大幅に上回りそうな勢いでタイミングよく立て続けに注文のはいるUber Eatsの配達の人くらいじゃないでしょうか。ほとんどの人が楽しいとは感じないでしょう。 では地図が楽しくなるにはどうしたらいいのか?地図って目的を示すものか、情報を可視化するものだと思うのです。例えばゴールまでの道を示したり、道のりの中でも最短距離の道を見つけたり、その途中の休憩所の場所を記したり、その中で自分の好きな物、興味のあるものを見つけて、それを目的に地図を見ると、地図が少しは楽しくなってくると思います。 ただ地図を眺めて「楽しい!最高だ!」なんて言っている人は地図会社の人か、自分で地図を作っている人なので、気にしないでおきましょう。

歩いた距離を記録して憧れの場所に行ってみよう!

ではどんなゴールや情報が記してあると地図が楽しくなるのか、言い忘れましたが楽しくなるには若干の努力と、自分を錯覚させる継続力が必要です。大人になって、いままであまり興味がなかったものを好きになるのは、そんな簡単なことではありません。暗示をかけて自分で自分をだますのです。 大人な地図が楽しくなる方法例から。暑い日が続きますが、散歩にいそしんでいる方多いと思います。時期もありますから、遠くまで行くというよりは近所や同じ道を、時間をかけて散歩している方がほとんどかと。毎日同じ道だと飽きてしまう、なんだか物足りない、、、そんな方におすすめ!歩いた距離を記録して、それを地図上に落とし、憧れの場所まで行ってみよう!
日本地図中部地方・関東地方付近拡大

大切なのは目的地を決めること

やり方は簡単です。散歩している時にGPSを起動させておいて、走行距離を記録しましょう。GPSなんて無いという方は、地図で走行距離を測ってもいいですし、歩数を数えて後で歩幅とかけて計算してもいいです。だいたいでいいです。だいたいの距離を記録したら、毎日数キロずつ地図に落として進んでいきましょう。ここで大切なのは目的地を決めること、思い出の地でもいいですし、実家まででもいい、旅行先でも日本一周でも、これを散歩の度に繰り返すと、自分はなんてところまで歩いたのだ!そう思うに違いありません、そして、こんな道もあったのか!あっちの道に行ってみようか?とどんどん地図を見るのが楽しくなってきます。ただこれだけだと、いまいち達成感にかけるかもしれないので、その時は、その距離をタクシー移動してたら?と考えましょう。東京だと初乗りが1,052mで420円その後233m毎に80円加算されます。1日2キロ歩いたら740円タクシーでかかることになります。

これを毎日3カ月続けたら…およそ180キロ歩いて約64,800円分タクシーに乗ったことになります。距離だけなら東京駅から焼津駅まで行ったことになります。 これ毎日地図に落としていったらそのうち「あれ?おれ毎日地図見てるし、この時間楽しいな、地図見るの楽しいな」ってなってくるんですよ!そうなるように暗示して! 地図だけじゃないですけど、そのままだと楽しめないことも、何かと掛け合わせると楽しくなりますよ! お家時間があるいま、地図を好きになってみませんか?

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筆者:小林知之