「旅」と「旅行」の違い
「長い休みには旅行に行きたい!」「ぱぁーっと海外旅行に行きたい!」大人が口にする夢ランキングでも上位に来るであろうこの言葉。
そしてそれがだめなら「1泊で温泉、あっやっぱり2泊3日!やっぱりやっぱり3泊の方がいいかな、、、でも3泊あったら海外行けるでしょ!」大人って欲深いですよね!こうして口にするほとんどの人が実際旅行に行かないというのもなんだか不思議。
それにしても人は旅行に出たがります。「旅」ではなく「旅行」に、なんとなくニュアンス違いますよね。「旅」は1人か多くても2人、そして目的地はあれど、何をしてどこに行くのか、その時感じたものを信じて進んでいく、帰る日時もおおよそ決まっているものの、きちんとは決まっていない、たそがれ感を感じます。
「旅行」は家族や友達と、みんなでワイワイ楽しむ感じ、目的地はもちろん、宿泊先も食事もある程度決まっていて、ショッピング! グルメ! リフレッシュ! 人生の思い出のひとページに追加される感満載です。
「かわいい子には旅行をさせろ」
なんだか親がお金を出してくれそうです。
「♪息を切らしてさ~終わりなき旅行♪」
お金持ちのバカンスのようです。
旅行の代わりは世界地図
似ているけどちょっと違う「旅」と「旅行」、、、、そんな話をしたいんじゃないんです。 「旅行に行きたいけど、なかなか行けないよね!」って話をしたかったのです。あぶないあぶない、、、行きたくてもいけない時、みなさんだったらどうしますか?行けないんだからあきらめる、という方がほとんどではないでしょうか?では温泉に行きたいけど、行けない時はどうします?これもあきらめるパターンもありますが、何人かは「入浴剤」と答える方もいるでしょう。そう!温泉の代わりは入浴剤が、ビールの代わりは発泡酒が、大友康平さんの代わりはりんごちゃんがまかなってくれるのです。りんごちゃんはちょっと言いすぎましたが、入浴剤なんかは、現場の温泉に浸からなくても、浸かった気持ちにさせてくれるのです。この「気持ちにさせてくれる」ことが重要です。では旅行にとって「温泉に対しての入浴剤」的なものは何でしょうか?そう!世界地図です!異論は認めません。地図帳でももちろん良いですし、観光雑誌でもいいですし、ざっくり大きくくくって、家じゃない外の世界が載っている地図です。
家の中で、好きな時に旅行ができる
世界地図を見て旅行した気分になる為に必要な物は世界地図と想像力です。現地の想像はもちろんですが、旅行で何気に楽しいのは目的地が決まってからの準備期間です。このあたりもしっかり想像しましょう。
①地図を眺め目的地を決めます。
②目的地の気候、滞在期間に合わせて荷造りをします。足りないものは想像で買ってください。
③会社の人、家族、友人などに報告します。
④家から空港まで出来るだけリアルに思い描いて下さい。
ここまでは何となく、身近なことや、行ったことある場所の事なので想像しやすいと思います。ここでの想像が、現地でのフリになりますので、しっかりと思い描きましょう。
ここから想像旅行をより楽しくさせるのに必要なのが「お酒とつまみ」です。世界各国、国にはその特徴的なお酒があります。そしてお酒にはつまみがつきものです。その国のお酒を飲むとその土地の情景や風土が浮かんできます。地図を眺め、風土を感じながらお酒を飲み、想像する。アルコールの力も手伝って、いい感じになってきたところで第2の刺客「音楽」の登場です。その国の音楽を聞けばもはや現地、ここまでくれば地図は頭の中、目をつぶれば浮かんでくるでしょう、これはもはや立派な旅行です。現地に行かなくても家の中で、好きな時に旅行できるのです!
どうですか?これを読んだらちゃんと旅行したくなったでしょう。あぁ旅行に行きたい。
筆者:小林知之
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