国旗カード

国旗って素敵ですね

国旗って素敵ですよね。これには個人差はあると思いますが、このコラムを読んでいる方に異論は認めません。せめて読んでいる間は「国旗は素敵」この定義をもったままでお願いします。国旗は国の顔とも言えるもので、あたりまえですが、同じ国旗はありません。

チャドとルーマニア

チャドとルーマニア

モナコとインドネシアのように、パッと見、ほぼ一緒じゃない!?といった国旗もありますが、きちんと全てが違います。日本が国として認めている数は195ヵ国、これに日本を加えた196ヵ国を承認しています。

モナコとインドネシア

国旗のイベントをしているとたまに「全部覚えている!」というスーパー小学生や「昔は全部覚えていたんだけどなぁ」というその昔は勉強熱心なお父さんお母さんがいらっしゃいます。この数の国名と国旗を覚えるのはとても大変で、すごいことなのですがその先の国の位置や、どんな国なのか?そこまでわかる人はだいぶ少ない印象でした。

「楽しみながら勉強」ってよく聞くけど

それはそうです!だって覚えるの数字ばっかりだし、位置もごっちゃになっちゃうし、地理って暗記したもん勝ちでしょ?そんな意見もわかります!自分も学生時代はそう思っていましたし、実際テストでは暗記勝負みたいなところもありました。でも楽しみながら覚えることができたらどうでしょう?はい、わかってますよ「楽しみながら勉強」ってよく聞くけど、どうやって楽しめばいいんだよ!おっしゃる通りです。楽しい楽しくないは個人の感性なので、なかなか難しいです。「地図を眺めているのが楽しい!」「Y字路って楽しいよね!」「国旗って楽しいよね!」これら個人的には思うことも、ほとんどの人に首を傾げられてきた僕としては「楽しい」の「共有」は難しいと重々感じております。とくに勉強の楽しいは、ほとんどの子どもが「騙されるもんか」という、ぐっと身構えモードになることも知っております。ではここでいう楽しいとはどんなことなのか?「興味ありそうな事柄の中から、意外性のあるものを見つけ出し、そこから新しい発見をしていくこと」だと思うのです。

森林面積1位はスリナム

はい、もうすでに説明が楽しくなさそうですよね。具体的にいいますと、日本は森林面積が68.5%で世界22位なんです。これを多いととるか少ないと取るかは個人の感覚ですが、1位は南米にあるスリナムという国で、森林面積は驚異の98.2%!もう国に木が生えてるというよりは、木に国が建っている!くらいの感覚でしょうか。このスリナムの国旗に使われている緑の意味は「豊かな国土」を表しているのです。

スリナム

それはそうだ!だって98.2%なんですもの!そんなに木が多いい国だと一瞬、国旗にレバノンスギが大きく書かれている、西アジアの国レバノンと勘違いしてしまいそうです。

レバノン

ちなみにレバノンの森林面積は13.4%・・・少ない!レバノン国旗には大きな杉の木書いてあるけど、森林面積はめちゃくちゃ少ない!そうなんですよ、この杉の木の意味は、森林を記しているのではなく、キリスト教そしてレバノンのシンボルとされていて、神殿や船舶の建材とされていたのです。ここまで詳しくならなくてもいいけれど、これでスリナムって国は木がたくさんあって、木が書いてあるレバノンは木があまりない。ってことくらいは覚えちゃったんじゃないかな。


日本を基準に世界の色々な国を比較してみると面白い発見があるはず。国旗トランプはカードに面積や人口、GDPや森林面積なんかが書かれているから、カードゲームみたいに、国の数値を使って楽しみながら遊んでみると、自然と色々な情報を覚えられるよ!楽しむことは「興味ありそうな事柄の中から、意外性のあるものを見つけ出し、そこから新しい発見をしていくこと」なんだか小難しいけど、やってみたら案外すぐ見つけられる。個人的な国旗を国を楽しむコツです、興味あったらやってみてください。国旗って素敵!ってなると思うので!


小林知之

筆者:小林知之
筆者プロフィールはこちら