日本列島を描いてみよう
「日本列島を描いてみて下さい」といってすっと描ける人はどれくらいいるのでしょうか?きっとなんとなく北海道がこの辺で、あれ?能登半島ってどのくらいだったっけ?ありゃ、愛知と大阪の距離感ってこんな感じ?紀伊半島ってこんなに大きかったっけ?ん?中国地方ってもう少し細長かったっけ?あれ?長崎ってどっちだっけ?なんて具合に悩める人はまだいいが、何も口にせず、大きい四角形と細長い三角形の直線のみで作られた、日本列島を書き上げる人もいるでしょう。それくらい日本列島を書くのはなかなか難しいものです。日本列島なんておそらく子供のころから数えたら、数万回は見ているでしょ。あれ?そこまでは見てないかな?うちにポスターが何枚か飾ってあるからかな?1日1回見でも1年で365回、10年で3650回、30年で10950回、、、やっぱり1万回は見ているでしょう!あぶない、あぶない。それほどまで見ているのにきちんと書けないなんて、日本列島が人じゃなくて良かったですよ。もし人だったら、すねて口きいてくれませんからね。リビングやお風呂、トイレなど、子どもがいる家庭では、どこかしらに貼られている日本地図。こんなに顔合わせているのに、曖昧にしか書けないなんて、愛想付かされてしまってもしょうがありません。人間でいう目や鼻や口は日本列島でいう、都道府県の形に当たると思うので、都道府県とまではいかなくても、日本列島に愛想をつかれる前に、せめて輪郭だけでも書けるようになっておくといいでしょう。
日本列島の形を覚える
とはいえ、ぼく自身もきちんとした日本列島を書くのは、まったくもって自信ないのですが、上手に描く人は、感覚的に覚えているというより、肝となる半島の形や大きさを頭の中に入れているように思います。日本列島は複雑な形をしているので、感覚的に覚えるよりは、部位を覚えていく方が、きちんと覚えられるでしょう。部位と言うとなんだか、牛肉みたいですが、焼肉屋さんでたまに、カルビやロース、ホルモンなどの部位の場所が牛にかかれたメニューがあったりします。個人的にはあまり得意ではないのですが、、、あれを見ると、どこがどの部位なのか、一目瞭然です。あの部位の説明を覚えている人はきっと、焼肉の肉の部位の絵も上手に描けることでしょう。なので、日本列島も下北半島や津軽半島、房総半島や能登半島など、でっぱりの部位を押さえておきましょう。
都道府県の大きさを比べてみよう
日本列島の書かれたもので日本地図があります。日本地図で1度試してもらいたい遊びがあります。遊びというほどでもないのですが、コピーした日本地図の都道府県を切っていろいろと移動させてみて下さい。1番わかりやすいのは北海道です。北海道を切り取って、自分の住んでいる県と比べてみましょう。北海道の大きさにびっくりするはずです。こんなところまで行けちゃうのか北海道!なんてことになるはずです。逆に自分の県を切り取って北海道にはめてみると、なんて小ささなんだ!うちの県は!となるはずです。僕は東京に住んでいるのですが、面積で言うと帯広市や函館市とほぼ同じです。札幌市にいたっては東京の2倍近くあります。さすがだぜ!北海道!なんて気持ちになれるので、ぜひ試してみて下さい。
ニュースに出てくる県名を地図で確認してみよう
リビングに1枚、日本地図が飾ってあると、TVやラジオで都道府県名が出た時など、ふと見てしまうものです。その習慣がつけば、おのずと日本列島の形も頭に入っていくはずです。でもここまででは感覚的なので、さらに詳しくじっくり眺めてみましょう。描けなくてもなんてことありませんし、描けたところで、なんてこともありません。でもなんとなく描けた方がかっこよくないですか?いつもより少し気にして眺めて、日本列島に愛想付かされないレベルに、描けるようになりましょう!
筆者:小林知之
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