図鑑は新しい世界への入り口
子供のころ図鑑が好きでした。値段はそこそこするし、大きいので、図書館や図書室で読んでいた記憶があります。特に図書館にはさまざまな種類の図鑑があったので、入り浸っていました。入り浸るというと、不良なイメージもありますが、図書館なら問題ありません。図鑑が好きな子は多いでしょう。うちの娘もまだ3才半ですが、図鑑をめくって読んでいます。動物・魚類・植物・鉄道・恐竜・宇宙あらゆる図鑑が人気があります。図鑑の人気の秘密は「文字が少ない」「わかりやすい」「きれい」「見ているだけで楽しい」などなどたくさんあります。個人的にも視覚から直接情報が入ってくるので、文字を追うよりも感覚的で好きでした。さらに詳しく深く知るには、そこから文字も含めてじっくり読む必要がありますが、図鑑は知らない世界、興味を持った世界の入り口には最適なアイテムです。
地図の図鑑は地図帳
では、地図や地理の図鑑は何になるでしょうか?僕個人的には「地図帳」だと思います。まず、地図帳というものをご存じでしょうか?大人はわかるとは思いますが、歴史でいう資料集のようなもので、地理に必要な情報が1冊にぎっしり詰まっています。学生時代は地図も統計も国旗も、欲しい情報が1冊に詰まっている地図帳がとにかく好きでした。高校時代は1冊は書き込む用、1冊は観覧用と2冊持っていました。書き込む用は、とにかく調べた情報を小さな字で書き込む書き込む。地図帳にどれだけ書き込めるかに執念を燃やしていたように思います。これは高校時代の地理の先生の教えによるものなんですけど、ノートよりも地図帳に書き込んだ方が、「よっぽど理解しやすく、勉強になるから。」とのことでした。これは地理だけでなく、世界史や日本史の授業でも、出てきた地名を地図帳で確認して、情報を書き込めば、独自の参考書の出来上がりです。
ノートに書くと、書いたものを調べたいとき、別に地図帳広げて知らべなくてはいけません。でも地図帳に書き込めば、調べなくても開けばそこに書いてあります。そして地理の勉強に必要な、横の勉強もできます。横の勉強とは、調べた場所の周りはどうなっているんだろう?と範囲を広げて学ぶことができるのです。
2022年に高校で地理が必修になる
真面目に書いてきましたが、これから先、2022年に高校で地理が必修になるにあたって、お子さんに地理を勉強してほしい!と思っている親御さんは多いと思うのですが、本当に地図帳は最適です。ただお子さんに渡すだけじゃなくて、大人も一緒になって楽しみましょう。リビングに1冊置いておけば、TVで気になる国、地名、地形用語が出てきたとき、地図帳を広げて調べてみるだけで、立派な勉強になってしまいます。その時書き込んだりしちゃえばさらに勉強力アップです。
大人から子供まで楽しめる地図帳
子供から大人まで楽しめるのが地図帳の素敵なところ、写真やイラストは絵本のように楽しく、統計や情報で事実確認。1冊でまとめてできてしまう地図帳は本当おすすめです。いまでは経済に特化した地図帳や、鉄道、道路、観光さまざまな種類に特化した地図帳が出ているので、ぜひ1度手に取って読んでみて下さいな。
筆者:小林知之
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