国旗は中身もかわいい
僕は国旗が好きなんですけど、国旗が好きなのは、子供と若い女性が多い気がする。気がするというよりは確実にそうだろう。国旗が好きなおじさんはあまり聞かない。じゃあなんで国旗が子供と女性に人気があるのかと言うと「かわいいから」これしかない。配色もデザインも、見た目がかわいい。これに異論はない。僕も国旗が好きになった理由はかわいいからだ。そして現在進行形で、かわいいと思っている。配色やデザインがかわいいのは言うまでもありません。じゃあなんで子供のころかわいいと思ってた国旗から、いつの間にか離れてしまうのか?そして若い女性はいつしか飽きてしまうのか?
それは見た目のかわいさだけで止まってしまい、そこから先の中身まで知ろうとしないからです。やはり大切なのは中身!見た目の好みはどうしても飽きがきてしまうのです。中身を知って、その中身も好きになることで、長く国旗とお付き合いができるものです。これは人間関係と同じと言えます。
世界で最も長い国旗カタール
今回おすすめのかわいい国旗は「カタール」です。
カタールは中東・西アジアの国で、サウジアラビアから突き出した、半島部分の国です。首都はドーハで、サッカーが好きな方は、ドーハの悲劇が印象的ではないでしょうか。このカタールの国旗、見た目もなかなかな可愛さをしています。
まず縦横比が11:28、世界で最も長い国旗です。日本的にはこいのぼりのように、はためく、はためく。
中身のかわいさは、国旗の色にあります。エビ茶色と言われる赤茶色の由来からです。この赤茶色、昔は赤だったのですが、1963年に現在の色に変更になりました。この色になった経緯は諸説あり、ひとつが「戦争で流してきた血の色」国旗に赤を使っている国は独立のために流した血を忘れない!など、血が由来となっている国旗が多くあります。この由来ではなく、もうひとつの由来は「国旗を運んでいるうちに日焼けして、赤が赤茶色に変色して、そのまま掲げてしまい、最初は「どうすんだ!」となったものの、なんか見ているうちに「この色も悪くないね、これにしちゃう?」といって赤茶色が正式に国旗の色になった」という理由です。
国と国旗の関係性
これはかわいい。だって国旗だよ、国旗。色褪せた感じも悪くないよねって懐の深い感じ。なんか、国旗って何となく、常に緊張感もって、ビシッとしてなくちゃいけない感じなのに、そのくたびれた感じも悪くないぜ!って言われたみたいで、この姿受け入れてくれるなら、もうなにも怖くない!さらけ出して付いていきます!って気持ちになっちゃうと思うんです。国旗としてはね。その国と国旗の関係性にかわいさというか愛くるしさを感じてしまうわけです。
世界の国を調べてますます国旗が好きになる!
どうです?少しカタールの国旗がかわいく見えてきたでしょう。でもこれは諸説あります。国旗の由来は諸説あるのがほとんどで、はっきりしているのは少ないです。この諸説ある感じも、かわいさを増します。「そうかもねーそう思いたいなら思えばーこっちからははっきり言わないけどー」ってはぐらかす感じが、押しつけがましくなくて好きです。国旗を入り口に世界の国に興味を持つのも悪くないですよ!見た目がかわいいと思ったら、由来も調べてみて!ますますその国旗が好きになります!
筆者:小林知之
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