ついに人類は地図を動画にして視覚で場所を確認できる様に
地図見てますか?外に出ることが多い時は、必ずと言っていいほど、地図を目にしていました。それは駅だったり、町だったり、お店だったり、目的地に向かう前にも地図を確認してから、向かっていました。このコラムを書いている5月13日現在、僕の住んでいる東京都ではSTAY HOMEと題して、さまざまな活動を自粛して極力家の中で過ごしています。そうやって家で過ごしていると、今までのように駅や町で地図を見る機会は減り、目的地もないので地図を確認することもなくなりました。目的地がないってなんだかかっこいい…いや、悲しいのか…まぁとりあえず、家にいるので、地図を見る機会が減りました。減りましたか?否、むしろ増えたかもしれないのです。外に出れないから、何気なく家で地図を眺める、頭の中で地図の中を歩く。そう、一昔前までだったらこうでしょう。世界地図や地形図、昔訪ねた旅行先の観光パンフレットを見ながら思いをはせる、そんな時代もありました。というよりはそんな時代があたりまえでした。しかし! ついに人類は地図を動画にして、脳内だけでなく、視覚で場所を確認し、想像力を使わず、テクノロジーの力で地図の世界に入り込むことができるようになったのです。これが「想像力の欠如を作る!」「地図が読めない人が増える!」などの論争はいったんおいておきまして、なんてすばらしいことなのでしょうか!ありがとうテクノロジーありがとう技術者の方々。おかげでPCやスマホを通して、僕たちはどこにでも行けるようになりました。
簡単に3D地図を見ることができるように
さて動画の地図というとどんなものを想像するでしょうか?Google earthを想像する人もいるでしょう、それ以外でも様々なサイトで地図動画を見ることができます。個人的に思う地図動画は「カーナビ」でしょうか。子どものころ、車の中にのっていた道路MAPがカーナビに変わった時の驚きと感動は忘れません。自分の車の位置がわかり、車が動くと同時に、地図が動く。「えーと栃木県に入るから、次は45ページじゃなくて、95ページ…」なんてページをめくらなくても、自動で地図を追いかけてくれる。まさに動く地図でした。そこから時代はどんどん変化し進化して、いまでは簡単にしかも無料で3D地図を見ることができるようになりました。すごいな時代って、頭が上がりませんテクノロジー先輩!
さてテクノロジー先輩を見させてもらえると、少しでもいいから、先輩に触れてみたいという、恐れ多い気持ちになってきます。そこで紹介したいのがGoogle earth studioというものです。
もう知っている方も多いと思いますが、これはGoogle earthの画像を使い、衛星撮影やドローン撮影のようなアニメーション地図を制作することができるのです。触れるまではいってないかもしれませんが、自分で好きなように作れるっていうだけで、もう触れていると言わせてください! これが楽しいのですが、ぜんぜん思い通りにいかない! もっと使いこなせるようになりたい! 能力者になりたい! これには練習と勉強と根気が必要です。これ以外でも地理院地図や様々なサイトで自分で地図を動画にすることができます。
テクノロジー先輩は先へ先へと進んでいく
いまや地図が動画になるのは当たり前になってきて、先日コンタクトレンズのようにつけられ、肉眼で見える状態に地図が映し出され、さまざまな情報が可視化できるものも開発されているという情報をネットで知りました。もはや子どものころに見たSFが現実になってきました。こうなると現代のSFはどこまで想像して未来を描かなくてはいけないんだろうと、少し心配になってしまいます。そんな心配もよそにテクノロジー先輩は先へ先へと進んでいくことでしょう。紙の地図ももちろんいいですが、動画の地図も素敵ですよね!
筆者:小林知之
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